フィリピンのあの乗り物が、、、?!
皆さん、こんにちは。
今日は、ちょっと最近フィリピンのニュースを見ていて気になった、記事を取り上げてみたいと思います。
いきなりですが、
「Jeepney(ジプニー)」
って聞いたことあるでしょうか。
フィリピンに来た事がある人は、絶対に一度は見たことがあると思うのですが、
こちらがジプニーです!
前から見ると、
後ろから見たらこんな感じです。
お気付きの方もいらっしゃると思いますが、このジプシニーは、小さなバスみたいな感じです。
写真では、1人しか乗っていませんが、
多いときは、左右シートに約12人ずつ、肩を互いにぶつけながら、ぎゅーぎゅー詰めで座ります。
そして何と言っても、ジプニーが地元の人から愛用されてる理由は、乗車賃だと思います。
だいたい、7〜12ペソ(14〜24円)。走る路線や距離によって変わって来ますが、これぐら
い。
あと、面白い点は、乗車賃の払い方ですが、隣に触っている人(一般の乗車客)に、お金を渡し、バケツリレー方式で払います。
おつりも、運転手からまた、一般の乗車客を通じて、自分の手元に返ってきます。
ジプニーは、フィリピンで1番安い乗り物だと思います。
私も、こっちでの生活では、タクシーはほとんど使わず、ほとんどジプニーを使って移動してます。
(ですがこの乗車賃も、最近の急速するインフレの影響なのか、乗車賃も値上げしたみたいです。)
そんなこんなでジプニーの前置きが長くなりましたが、このジプニーに関する気になるニュースがこちら!
サンスター新聞のウェブ版に掲載されていたこの記事は、
見出しは、「2020年半ばまでにジプニーを段階的に廃止」というもの。
詳しく続きを読んでみると、
フィリピンの運輸省的なAMIDは2020年半ばまでに17万台のジプニーを停止する意向だそうです。
現在、フィリピンの公共交通機関の70%をジプニーが占めているそうです。
政府としては、公共交通機関の近代化プログラムを推進させるための努力の一環として、今回の発表もしたみたいです。
この問題はどう今後動くのでしょうか。
個人的には、
貧困の格差が大きいフィリピンで、ジプニーを日常的に使用している人たちの公共交通機関の確保はできるのか。また、ジプニー事業者の職の確保や、補償(今回の記事には、廃棄すれば補助金がもらえるって書いてありました。)はしっかりされるのか。
などなど気になる点は沢山です。
また、政府の公共交通機関の近代化プログラムについても、また調べてみたいと思います。
確かに、ジプニー、
悪い点を挙げてしまえば、
排気ガスがすごく悪い。(本当に黒い煙バンバン出してます。)
騒音。(いつも寮の部屋からジプニーの音で目を覚ましてます。
交通渋滞の原因。(降りたいところで降りれるので、あらゆるところで止まり交通の妨げになることも。
事故の元。(降りたいところで止まれる=乗車客もある程度どこからでも乗れるので、急にジプニーは止まります。後ろを走ってる車も急に止まる必要あり。追い抜こうとすれば、また事故も発生しやすくなる)
特に、マニラは日本人が思っている以上に大都会なところは、大都会です。そういったところでは、ジプニー侵入禁止エリアもあるみたいで、どんどん国が発展していけば、政府が近代化を目指すのもおかしくはありません。
今後、どうなっていくのか、目が離せません。
ちなみに、
ジプニーも最新型の車両があるらしく、この間やっと見つけました。
(自分のイメージするジプニーとはちょっと違い、ミニトラックみたいな感じでしたが…)
しかし、こちらは排気ガスの排出量を抑えた車両みたいです。
ジプニーを見る機会が今後減るかもしれませんので、ぜひフィリピンへ訪れた際はチャレンジしてみてください。